ハーバード白熱教室のサンデル教授、8月に来日決定! これからの「正義」の話をしよう【レビュー】
◆ ハーバード白熱教室という番組をご存知だろうか?
1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、
あなたはその1人を殺すべきか?
金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか?
前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか?
サンデル教授は「正義」をめぐる哲学の問題を、
熱く、そして優しく語る。
「正解」なんて存在のしない問いなのだが、
決断をせまられる問題。
古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう?
この決断を迫られた人々は、どのような決断を下したのか?
基本的に、キリスト教右派が思想の根底にあるアメリカにおいて、
彼の授業は刺激的であったのは事実なのだが、
そういう点を除いたとしても、
最大多数の最大幸福(誰かのために、誰かの犠牲は止む得ない)とか、
動機、いわゆるモチベーションの話とかは、
日本人でもじっくりと考えられる内容のお話だとボクは思う。
特にこの本と、この講義は、
アサーティブネス型の自己投資しかしない連中こそ見るべきだろう。
世の中の全員が、常に効率を考えて生きているわけではないし、
その答えが正しくても、敢えて非効率的道を歩む、
その事を認識させられる、とても分かりやすい形で。
だが、ボクははっきり断言できる。
効率よく生きるために、
人を犠牲にすることは正義ではない。
たとえソイツは法で裁かれなくても、それは正義ではないのだ。
そしてその事を理由に、
相手を追い詰めるなんぞ、
もっての外ではなかろうか?
効率的に生きる事は正義でも何でもない。
法とは違うのだ。従う必要性はない。
だけどそれを拠り所に、
人を啓蒙し追い詰めるのは良い事ではない。
そうやって追い詰めて、
行き場をなくしたものを、
助けることすら出来ないのなら、
そういう事はするべきではない。
(なぜなら非効率的だから)
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

(2010.05.22 - Amazon)
1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、
あなたはその1人を殺すべきか?
金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか?
前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか?
サンデル教授は「正義」をめぐる哲学の問題を、
熱く、そして優しく語る。
「正解」なんて存在のしない問いなのだが、
決断をせまられる問題。
古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう?
この決断を迫られた人々は、どのような決断を下したのか?
基本的に、キリスト教右派が思想の根底にあるアメリカにおいて、
彼の授業は刺激的であったのは事実なのだが、
そういう点を除いたとしても、
最大多数の最大幸福(誰かのために、誰かの犠牲は止む得ない)とか、
動機、いわゆるモチベーションの話とかは、
日本人でもじっくりと考えられる内容のお話だとボクは思う。
特にこの本と、この講義は、
アサーティブネス型の自己投資しかしない連中こそ見るべきだろう。
世の中の全員が、常に効率を考えて生きているわけではないし、
その答えが正しくても、敢えて非効率的道を歩む、
その事を認識させられる、とても分かりやすい形で。
だが、ボクははっきり断言できる。
効率よく生きるために、
人を犠牲にすることは正義ではない。
たとえソイツは法で裁かれなくても、それは正義ではないのだ。
そしてその事を理由に、
相手を追い詰めるなんぞ、
もっての外ではなかろうか?
効率的に生きる事は正義でも何でもない。
法とは違うのだ。従う必要性はない。
だけどそれを拠り所に、
人を啓蒙し追い詰めるのは良い事ではない。
そうやって追い詰めて、
行き場をなくしたものを、
助けることすら出来ないのなら、
そういう事はするべきではない。
(なぜなら非効率的だから)
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

(2010.05.22 - Amazon)





